
※ADI-6432 Rは生産完了となります。
ADI-6432(R)
64ch 192kHz MADI <> AES/EBU双方向フォーマットコンバーター

ADI-6432Rについて:RME ADI-6432RはADI-6432と同一の製品ですが、独立した2 系統の電源を搭載します。2 系統の電源は同時に動作し、それぞれを2つの異なる電源ソースに接続することで冗長モードを可能にします。これにより電源ソースの1つが停止した場合にも、ADI-6432Rは妨害されることなく動作します。
*ADI-6432Rは生産完了

コンパクトな19″2ユニットサイズの本デバイスはMADI / AESのフォーマットコンバーター。 MADIは、24bitオーディオ/48kHzのサンプリングレートで64チャンネル、96kHzで32チャンネル、192kHzで16チャンネルに対応し、 全てのチャンネルを1本のコアキシャル(BNC)もしくはオプティカルネットワークケーブルで伝送します。どちらのケーブルを使用した場合でも100m以上の伝送が可能です。AES/EBUチャンネルはD-sub端子で32系統のAES/EBU入出力が用意されています。ADI-6432は56チャンネルモード、64チャンネルモード、および96k frame入力に対応し、また同様にこれらのフォーマットを出力することにも対応しています。
MADIは1本のケーブル(オプティカルもしくはコアキシャル)で64チャンネルのオーディオデータを伝送します。オプティカルケーブルで最大2000mの伝送に対応し、アナログケーブルと比較してコストを削減できるだけでなく、音質の劣化もありません。
ADI-6432はすべてのメーカーのMADI製品と互換性があります。もちろんRME MADIシリーズとはパーフェクトなコンビネーションでご利用いただけます。
ADI-6432は、Single、Double、Quad Speedでワードクロックを供給し、96kHzのDouble Wire信号をMADI データストリームに分配、さらにダブルMADIサンプルレート(96k frame)もサポートしています。

デジタル AES/EBU マルチコア
MADIオプティカルケーブルを使って、最大64チャンネル、2kmの転送をロスレス、無劣化で可能にします。
デジタル AES/EBU ブレイクアウトボックス
HDSP MADIカードと接続することでPC入出力用AES/EBUブレイクアウトボックスとしてお使いいただけます。
MADI – MADIコンバーター
MADI 規格を搭載するデバイスはメーカーにより完全にお互いが対応しないことがしばしあります。例えばAMS Logic DFCは56チャンネルの入力フォーマットのみに対応し、64チャンネル信号が入力された場合、すべてがミュートします。他にもこのような例が多く存在します。
ADI-6432は、すべてのMADI 入力フォーマットに対応しますので、このような状況で最適な中継機器となります。ADI-6432のMADI出力は56チャンネル、もしくは64チャンネルモードで設定できます。96k frameモードでは28チャンネル、もしくは32チャンネルとなります。このオプションによりADI-6432はダブルワイヤーのMADIシグナル(2 つのシングルスピードチャンネルは1つのダブルスピードチャンネルのデータに相当します)をシングルワイヤー・ダブルスピード信号へと変換(もしくはその逆)することができます。
AESインサーター
ADI- 6432は、既存のMADI接続に中継し、他の機器からの信号をブレイクアウトケーブルでAES受けし、1つのMADIケーブルで出力することにも利用できます。例えば、ミキサーからの48チャンネルのMADI信号と、RME OctaMic II 2基からの16チャンネル信号を受け、HDSP MADIを経由しコンピューターに録音する場合に便利です。また、MADI入力信号をADI-6432で受け、AES経由でエフェクトユニットへ送り、リターン信号をAESで受け、MADIで出力することなどもできます。

MADIマージャー
1 つ以上のADI-6432を使用し、複数のMADIソースからのマルチチャンネルオーディオを1本のMADIケーブルにまとめて出力することにも利用できます。これは、多くのMADIデバイスが、64チャンネル、フルスペックではなく、32もしくは40チャンネルのみの仕様であることから、多くの状況で活用できる使用例といえます。受け側のデバイスにポートが1つしかない場合に最適です。
RMEのMADIデバイスにはSM-I (Safe Mode-Input)機能が搭載されています。本機能は、ケーブルや接続が事故で外れた場合や断線した場合などに、自動的にオプティカルとコアキシャルポートを切り替えます。
デジタル信号にはサンプリング・クロックの時間的なゆらぎによるジッターが生じます。現在その抑制こそがデジタルオーディオ機器の大命題とされています。SteadyClock™はすべてのクロックに対して驚異的なジッター抑制を行います。SteadyClock™はいかなるクロックもリフレッシュして抜群の再生クオリティーを保つだけでなく、理想的なリファレンス・クロックとしてすべてのデジタル出力から送信できます。
ほとんどのMADIベースの機器が追加のワードクロックやAES回線を必要とする中、ADI-6432は、SteadyClock™でMADI信号から直接リファレンスクロックを最小限のジッターで抽出しますので、長距離接続をより一層便利に行えます。
RMEのMADI製品は、MIDIによってリモートコントロール制御することができます。すべてのユニットに個別のIDを割り当てることができますので、1つのMIDIチャンネルで複数のデバイスを制御し、同時にMIDI経由で全てのデバイスのステータスを受信し、設定することができます。
HDSP(e) MADI、HDSPe MADIfaceをご利用の際には、搭載されるヴァーチャルMIDIポートにより、MADI回線を通じてダイレクトにデバイスを最大2000メートルの遠隔地からリモートコントロール制御することができます。
RME MIDI Remoteソフトウェア(Windows/Mac)は、デバイスのフロントパネルの様なインターフェイスで制御することができます。
複数のデジタルソースで作業を行う場合には、それらのソースが正しくロックし、また完全に同期している必要があり、これらが正しく設定されていない場合、ドロップアウトやクラックルノイズが発生します。
RME独自のSyncCheckはすべての入力信号をチェックし、視覚的に表示します。クロックモードがMasterのときは、内部クロックに対する同期動作が確認されます。この優れた技術によって瞬時にエラーを発見することができます。
SyncAlignには、時間軸やチャンネルに関して絶対的なデータ配置を保障するための技術や方法が組み込まれています。ステレオモードやマルチチャンネルモードでも、また、カードをどのように使用しどのような信号を受信した場合も、RMEのデジタルオーディオカードはチャンネルを交換することがありません。SyncAlignはチャンネル間のタイミングをもコントロールします。チャンネル数に左右されずサンプル単位で整列された状態で開始されます。
Record while play(再生中に録音)モードが有効な場合、対応するソフトウェアは初めに録音を開始し、その後再生を開始します(または再生の後に録音)。SyncAlignはこの時間差を補正し、Record while playモードでも録音と再生が正確に同時に開始するように保障します。非同期モードでは(異なったプログラムが一つのカードの異なったステレオデバイスを使用する)SyncAlignのこの部分の機能は自動的に無効になります。
RME Intelligent Clock Controlは、すべてのクロックソースの周波数を測定/表示させることのできる世界で唯一のデジタルI/Oシステムです(もちろんワードクロックも!)。使用するクロックソースを信号の有効性や現在のサンプルレートを基にして判断します(完全に自動化されハードウェア上で行われます!)。
これにより、多数のデジタル入力、先進のクロック設定を装備するにもかかわらず、簡単にクロックを取り扱うことができます。
フロントパネルには97のLEDが搭載され、シンクとオーディオのステータスを表示します。さらに多彩なボタンとLEDのファンクション表示も搭載。特に プロの現場では、MIDIやRS232も含め、詳細な入出力信号の表示と管理が不可欠です。コントロールキーは、アクシデントによる設定の変更を防ぐため にロックできるようになっています。
16のMIDIチャンネルはMADIを通して伝送することができ、その場合64のオーディオチャンネルも同時に使用できます。RS232データも同様で、 オーディオ機能に影響することなく9600、19200、115200 Baudのシリアルケーブルエクステンダーとして使用することができます。
また、ADI-6432はMIDIで完全にリモートコントロール制御することができ 、ステータスをMIDIを通して確認することができます。それぞれのADI-6432にはIDを設定することができますので、1つのMIDIチャンネルで 各デバイスを個々にリモートコントロールすることができます。

RME製品の保証期間を通常の1年保証から3年保証へ変更させて頂き、末長くご使用頂けるようご提供させて頂きます。
*3年保証を受けるためには製品登録が必要です。