
小型で頑丈な筐体はUSBバスパワーで動作するため、簡便かつ信頼性の高い運用が可能です。MADIface USBはポータブル環境だけでなく、デスクトップPCへMADIを接続する際にもベストなソリューションと言えるでしょう。もちろんそこには、RMEが培ってきた柔軟性、使いやすさ、トラブルフリーなオペレーションといったすべての要素が注ぎ込まれています。
MADIface USB
モバイルPC向け USB MADIインターフェイス

MADIface USBは、64チャンネル・ミックス、冗長モード、128チャンネル・ミックス、ストレート・ルーティング・モードといった、いくつかのオペレーション・モードがあります。
Disable TotalMixオプションを使用すると、内部ミキサーであるTotalMixは無効となりすべての入力データはストレートにレコーディング・チャンネルへ送られ、出力データはストレートにプレイバック・チャンネルから送出されます。このモードではオプティカルとコアキシャルの出力はミラーリングされまったく同一の信号が送出されます。
64 Channel Mixモードでは、TotalMixに入力、プレイバック、出力それぞれ64チャンネルが表示されます。TotalMixはオプティカルかコアキシャルのいずれかから受け取ったMADI入力を、2つのMADI出力の両方から同じデータを出力します。使用するMADI入力はSettingsダイアログボックスで選択できます。
128 Channel Mixモードでは、レコーディングあるいはプレイバックのチャンネルは64チャンネルに限定されますが、TotalMixの出力チャンネルは128となり、オプティカルとコアキシャルのそれぞれの出力ポートから別々の信号を送出することができます。また、Settingsダイアログボックスで指定したポートと逆の入力ポートの信号をそのまま出力ポートにスルーさせて使用することが可能です。
RMEの高度なMADI互換性とSteadyClockにより、他社製品とであってもトラブル・フリーなオペレーションが可能です。MIDI over MADIテクノロジーはMADI経由でMIDIリモートコントロールによる遠隔操作を提供します。また、完全なオーディオ解析ソリューションであるDIGICheckももちろんご使用いただけます。

最新のRMEインターフェイスと同様に、MADIface USBにもパワフルなデジタル・リアルタイム・ミキサーであるTotalMix FXが付属します。TotalMix FXは実用的かつ無限のミキシング、ルーティングを可能にし、すべてのハードウェア入力とソフトウェア・プレイバックは任意のハードウェア出力へ同時にルーティングすることができます。MADIfaceにはDSPが搭載されていないためエフェクト機能はご利用頂けませんが、TalkbackやMain/Phoneチャンネル、フェーダー・グループなどを制御するControl Roomセクションや、MackieプロトコルあるいはOSCによるリモートコントロールをご利用いただくことが可能です。
TotalMix FXの主な特徴
それぞれの入力、プレイバック、出力チャンネルには、ピークおよびRMSメーターがついており、ハードウェア内で計測された値が反映されます。これらのレベルメーターは、ルーティングで正しく信号が送られていることを確認する際にも非常に有用です。
さらにTotalMix Remoteを併用すると、イーサネットや無線LANを用いてRMEオーディオ・インターフェイスのすべてのミックス状態、ルーティング、FX設定、そしてレベルメーターをリアルタイムでiPadやコンピューターに表示し、コントロールすることができます。

スタンドアロンで動作するために、MADIface USBはスマートフォンやMP3プレイヤーなどで使用される、USB-ACアダプタを使用して給電できるようになっています。コンピュータを接続しない場合、MADIface USBは、プリセット・モードで動作します。MADIface USBはクロック・スレーブとして入力ポートから検出されたのと同じサンプルレートで動作します。入力されたオーディオデータは、そのまま出力ポートから送出されます。出力フォーマット(56/64チャンネルモード、48k/96kフレーム)は、入力されたデータのものが踏襲されます。オプティカルとコアキシャルの二つの入力ポートへ同時に信号を入力した場合、Double Processing Modeが有効になります。出力ポートからは並列ではなく交差カップリング(オプティカル – コアキシャル、コアキシャル – オプティカル)にて信号が出力されます。
このように、スタンドアロン・モードでは、アクティブ・リピーターとして、ケーブルの最大長(コアキシャル:100m、オプティカル:2000m)を延長するために使用することができます。また、2つの入力ポートに同時に接続することにより、オプティカルとコアキシャルの双方向のフォーマット・コンバーターとして使用することができます。双方のサンプルレートが異なっていても問題無くご使用いただけます。Steady Clockの最新鋭のジッター制御技術とリクロック技術により、MADIface USBは非常にインテリジェントなフォーマット変換を提供します。

RME製品の保証期間を通常の1年保証から3年保証へ変更させて頂き、末長くご使用頂けるようご提供させて頂きます。
*3年保証を受けるためには製品登録が必要です。