ARC USB
HDSP 9652
HDSP 9632
HDSP AES-32
HDSP MADI
HDSPe RayDAT
HDSPe MADI
HDSPe MADI FX
HDSPe AoX-M
HDSPe AIO Pro
HDSPe AIO
HDSPe AES
HDSPe MADIface
Fireface 400
Fireface 800
Fireface 802
Fireface 802 FS
Fireface 802 FS Anniversary Edition
Fireface UC
Fireface UCX
Fireface UCX II
Fireface UFX
Fireface UFX+
Fireface UFX II
Fireface UFX III
Babyface
Babyface Pro
Babyface Pro FS
MADIface XT
MADIface XT II
MADIface Pro
MADIface USB
Digiface USB
Digiface AES
Digiface AVB
Multiface
Multiface II
Digiface

TotalMix FX対応リモート・コントロール
ARC USB(Advanced Remote Control USB)は使用頻度の高い操作やコマンドに直接アクセスできるように設計されたTotalMix FX対応リモート・コントロールです。
毎日のスタジオ作業のあらゆる場面で最高のパートナーとなる製品です。
極めて高い柔軟性により、RMEインターフェイスの利便性を最大限に引き出し、ワークフローをシンプルにします。
主な機能
- ARC USBをコンピューターのUSBポートに接続することによりTotalMix FXを直接コントロール
- Multiface、Digiface、HDSP(e)、Fireface、Babyface、MADIfaceシリーズ等、2001年以降に発売されたすべてのTotalMix FX搭載RMEインターフェイスに対応
- Fireface UFX III / UFX II / UFX 802 FS / UFX + / UCX II、MADIface XT IIのスタンドアローン・モードに対応(本体のUSBポートに直接接続可能)
- 堅牢なメタル製ボディにユーザー・フレンドリーなボタン・レイアウト
- ボリューム、ディム、スピーカー切り替えなど、TotalMixの多くの機能をフル・コントロール
- 安定性に優れたUSB1.1による接続により長尺ケーブルが使用可能(エクステンション/リピーター・ケーブル等のアクティブUSB2ケーブルを使用することで20メートル以上延長可能)
スタイルで選ぶ2つのカラー

ARC USBは、スタイルに合わせて2つのカラーからお選びいただけます。
RMEの伝統を受け継ぐクラシック・アルミニウム、そしてFireface 800の20周年を記念して誕生した漆黒のブラック・エディション。
シックでモダンな雰囲気が、プロフェッショナルな現場にさらなる存在感を与えます。
対応インターフェイス

ARC USBは以下のTotalMix FX搭載のすべてのRMEオーディオ・インターフェイスでご使用いただけます。対応機種は2001年発売の製品までさかのぼります*。また、今後発売されるTotalMix FX対応製品のすべてでお使いいただけます。さらに、Fireface UFX III / UFX II / UFX 802 FS / UFX + / UCX IIでは、ARC USBを直接本体に接続するスタンドアローン・モードでの使用が可能です。
対応インターフェイス:
◾️すべてのTotalMix FX搭載RMEインターフェイス(コンピューターへ接続)
- HDSPシリーズ(PCI):9652、9632、AES-32、MADI、MADIface
- HDSPeシリーズ(PCI Express):AoX、RayDAT、MADI、MADI FX、AIO、AIO Pro、AES、MADIface
- Firefaceシリーズ(USB 2/USB 3/FireWire):400、800、802、802 FS、UC、UCX、UCX II、UFX、UFX+、UFX II、UFX III
- Babyface、Babyface Pro、Babyface Pro FS、MADIface XT、MADIface XT II、MADIface Pro、MADIface USB、Digiface USB、Digiface AVB、Digiface AES
- Multiface、Multiface II、Digiface、RPMなどの、PCI、PCIe、Cardbus、ExpressCard接続の製品にも対応します。
◾️スタンドアローン・モード対応(本体USBポートに直接接続)
- Fireface UFX III(本体USB接続対応)
- Fireface UFX II(本体USB接続対応)
- Fireface UFX 802 FS(本体USB接続対応)
- Fireface UFX+(本体USB接続対応)
- Fireface UCX II(本体USB接続対応・DURec端子兼用)
- MADIface XT II(本体USB接続対応)
* サポート対象外:DIGI32シリーズ、DIGI96シリーズ、DIGI9632/9652
製品の特徴

ワークフローをよりシンプルに – TotalMix FXの柔軟な機能を手元でコントロール
ARC USBはTotalMix FXの最も使用頻度の高い操作とコマンドに直接アクセスできるよう設計されており、スタジオでの日常に欠かせないツールです。TotalMix FXを通じた極めて柔軟な設定によってワークフローがシンプルになり、ほとんどの状況でRMEインターフェイスの操作性が大きく向上します。

低スペック・マシンでも安定動作のUSB1.1 – Windows、Mac OS Xにネイティブ対応
ARC USBはUSB1.1対応のリモート・コントロールです。UAC1クラス・デバイスとして動作し、Windows、Mac OS Xにネイティブ対応します。OSが認識した時点でTotalMix FXで使用可能になります。他のリモート・コントロールとの共存も可能です。つまり、TotalMix FX内でARC USBのオン/オフを切り替える必要はなく、コンピューターに接続するだけで、各ボタンやホイールはTotalMix FXおよびRMEオーディオ・インターフェイスのコントロールとして機能します。
20メートル以上の延長が可能
ARC USBはバスパワーで動作しますが、必要とする電流はほんの僅かです。また接続は、低スペック・マシンでも安定動作が確認されているUSB1.1によって行われます。長さが5~10メートルある長尺なUSB2ケーブルや安価なUSB2延長ケーブルは、バスパワー駆動に障害が起きがちですが、ARC USBではこれらも全く問題なく使用いただけます。より長距離のケーブルが必要な場合は、アクティブUSB2ケーブル(エクステンション/リピーター・ケーブル)を使用することで比較的安価に20メートル以上の延長が可能です。
複数のインターフェイスを同時コントロール
ARC USBは複数のインターフェイスを同時にコントロールできます。選択中のオーディオ・インターフェイスの設定をTotalMix FXのARC & Key Commandsダイアログで行い、各インターフェイスで使用したい機能をアサインするだけで設定完了です。ARC USBのボタンとホイールはアサインされた設定に従い各インターフェイスをコントロールします。操作するインターフェイスをその都度スイッチで切り替えたり選択したりする必要はありません。
スタンドアローン・モード対応のインターフェイスへの接続
Fireface UFX+ / UFX II / UFX III / 802 FS、Fireface UCX II、MADIface XT IIはRME製品の中でUSB1.1のホストとして動作しますので、これらの機種に限り、コンピューターではなくインターフェイスに直接ARC USBを接続することが可能です。この接続方法は各デバイスをスタンドアローン・モードで使用する場合に特に便利です。
※ Fireface UCX IIでは、DURec機能とARC USBは同じ端子を利用するため、スタンドアローン・モードで同時に使用することはできません。
TotalMix FXをコントロール

ARC USBは36以上のコマンドを15のボタンにアサイン可能です。出荷時のARC USBには、各ボタンの下のラベル通りのキーコマンドがすでにアサインされ、TotalMix FXで使用頻度の高いほとんどの操作がカバーされています。

- 1列目のボタン:スナップショット1~4を起動
- 2列目のボタン:スナップショット5~8を起動
- 3列目のボタン:MONO(モノ)、VOL PH1(ヘッドフォン1・ボリューム)、VOL PH2(ヘッドフォン2・ボリューム)、EXT INP(外部入力)
- 最下段のボタン:TALKBACK(トークバック)、SPEAKER B(スピーカーB)、DIM(ディム)
ボタン、ホイール、フットスイッチの機能をカスタマイズ
各機能はTotalMix上で自由にカスタマイズ可能です。各ボタンの挙動はアサインする機能に合わせてプッシュ、トグル、オン/オフに設定できます。また、お使いの設定に合わせてシールを貼り替えられるTotalMix FXの全てのコマンドが印刷されたシールが製品パッケージに同梱されます。ロータリー・エンコーダー(ホイール)は、ゲインやボリュームなどのパラメーターを変更できます。こちらもTotalMix FXで変更可能です。

- グローバル・ミュート
- グローバル・ソロ
- ミュート・グループ(1~4)
- ソロ・グループ(1~4)
- フェーダー・グループ(1~4)
- リンク・メインAB
- スピーカーB選択
- DIM(メイン出力)
- ミュート(メイン出力)
- ミュートFX(メイン出力)
- モノ(メイン出力)
- トークバック
- 外部入力
- リバーブ
- エコー
- ヘッドフォン・キュー(1~4)
- スナップショット(1~8)
- レイアウト・プリセット(1~8)
- メイン・ボリューム
- ヘッドフォン・ボリューム(1~4)
- マイク・ゲイン1、マイク・ゲイン2、マイク・ゲイン1+2
- インストゥルメント・ゲイン3、インストゥルメント・ゲイン4、インストゥルメント・ゲイン3+4
- マイク/インストゥルメント・ゲイン9、マイク/インストゥルメント・ゲイン10、マイク/インストゥルメント・ゲイン9+10
- マイク/インストゥルメント・ゲイン11、マイク/インストゥルメント・ゲイン12、マイク/インストゥルメント・ゲイン11+12
設定可能な機能概要:
※一部のインターフェイスでは使用できないコマンドや、機能の違いによって少々変更されているコマンドもあります。DURex対応デバイスでは、DURec用の機能として、録音、再生、停止コマンドもあります。
複数の機能を同時にコントロール
複数のコマンドを同時に実行することも可能です。例えば、ボタン1をCue Phones 1に設定します。これにより、ボタン1を押すことでヘッドフォンのサブミックスがメイン出力(スタジオ・モニター)から出力されます。次にヘッドフォン・サブミックスのボリュームを変更可能にするため、ボタン2をVolume Phones 1に設定します。
これで、ボタン1とボタン2を同時に押すことでメイン出力からヘッドフォン・サブミックスを出力すると同時に、そのレベル(TotalMix FXの3段目のフェーダー)をエンコーダーで変更することが可能になります。
フットスイッチを接続
標準的なフットスイッチ(スイッチ・ペダルのみ。サスティン・ペダルには非対応)を本体右側の1/4 TSジャックに接続可能です。15のボタンと同様、フットスイッチの設定はARC & Key Commands Settingsにて行います。
スタンドアローン・モード(Fireface UFX III / UFX II / 802 FS / UFX + / UCX II、MADIface XT IIに対応)
Fireface UFX III / UFX II / UFX 802 FS / UFX + / UCX II、MADIface XT IIは、ARC USBを本体のUSBポートに接続することにより、スタンドアローン・モードでの使用が可能です。スタンドアローン・モードでARC USBを使用する場合は、あらかじめ各ボタンにプリセットされたキー・コマンドを使用することができます:

- 1列目のボタン:Setup 1〜4
- 2列目のボタン:Setup 5〜6
- 3列目のボタン:MONO(モノ)、VOL PH1(ヘッドフォン1・ボリューム)、VOL PH2(ヘッドフォン2・ボリューム)、DIM(ディム)
- 最下段のボタン:DURec: 録音、再生/ポーズ、停止
※ 製品にはスタンドアローン用シールも同梱されています。
※ Fireface UCX IIでは、DURec機能とARC USBは同じ端子を利用するため、スタンドアローン・モードで同時に使用することはできません。
*Fireface 802 FSでは、ARC USBをスタンドアローンで使用するには、コンピューターと接続した状態でTotalMix FXで設定を行う必要があります。
誤操作を防ぐための安全対策が考慮されており、Fireface 802 FS以外のデバイスでは、以下のスタンドアローン・モードから選択できます。変更は各デバイスのディスプレイ画面で行います。
Standalone ARC Volumeモード
全てのボタンを無効にします。エンコーダー・ホイールのみが有効となり、メイン・ボリュームの調整が可能です。デバイスとARC USBが直接接続され、かつコンピューターとオンライン状態の場合に、安全対策として活用できます。オフライン状態(コンピューターとの切断、スリープなど)になると、デバイスがオンライン・モードからスタンドアローン・モードに切り替わると同時に、ARC USBの各ボタンの機能も変更されます。これにより、意図せず誤った機能を実行してしまうことを避けることができます。
Standalone ARC 1 s opモード
各ボタンを1秒間押し続けることで、プログラムされた機能が実行されるオプションです。誤操作を防ぐための機能です。このオプションは各Setupに記録されるため、Setup毎にオプションのオン/オフを使い分けることができます。オフに設定されたSetupをロードすることで、この機能はデバイスで自動的に無効になります。
Standalone ARC normalモード
ARC USBの通常モード
保証

RME製品の保証期間を通常の1年保証から3年保証へ変更させて頂き、末長くご使用頂けるようご提供させて頂きます。
*3年保証を受けるためには製品登録が必要です。
同梱物
- USB ケーブル、キー・ラベル用ステッカー
- ARC USB 日本語ユーザーガイド
技術仕様
- 電源:接続状況によりコンピューターまたはUFX+(およびUFX II、UCX II)から供給
- 平均消費電力:0.3ワット
- 寸法(WxHxD):90 x 33 x 170 mm
- 重量:0.3 kg(0.7 lbs)
- 動作温度:+5°~+50° C
- 相対湿度:< 75%、結露なきこと
※仕様は予告なく変更になる場合がございます。
