接続例

マスタリング・スタジオ
ADI-2/4 Pro SEは、リアのTRS出力に送るソースを切り替えて使用できるため、メインのXLR出力とは異なるソースをTRS出力に送ることで、ADI-2 Proシリーズでは2台必要であった、バランス仕様でのアウトボードとモニターへの出力を1台で担うことが可能です。 ノイズ・歪みを極限まで抑えた解像度の高いピュアなサウンドで、アウトボードの特性を存分に発揮しつつキャプチャーし、高解像度マスタリング作業を行うことができます。またADI-2シリーズではRMEの解析ツール「DigiCheck」をご利用いただけるため、高価なスペクトラル・アナライザーやフェーズ・スコープなどを別途購入する必要がありません。また、いかなるクライアントの要望にも対応可能なサンプリング・レートとDSD再生環境を提供します。

マスタリング・スタジオでのサミング
ADI-2/4 Pro SEをAD/DAコンバーターとしてサミングやミックスに使用することで、サミングミキサーの特性を最大限に活かしたサウンドでの制作が可能となります。DAWで録音されたマルチトラックをパラでDA出力し、お好みのアナログ・ミキサーを介しその2ミックスをADI-2/4 Pro SEでAD変換することで、サミング・ミキサーのサウンドを忠実にキャプチャーできます。ADI-2 Proシリーズはこの用途において多くのマスタリング・エンジニアに採用されています。同時に、高品質なバランス/アンバランス接続ヘッドフォンおよびスピーカーの高解像度で極めて信頼性の高いモニタリング環境を提供します。

プロフェッショナル・スタジオでのモニタリング
レコーディング・スタジオにおいて、お使いのコンソールの性能を最大限に発揮し、且つ現代の技術によって最善のDAコンバージョンを行いモニタリングすることで精密なバランスでミックスダウンすることが可能になります。高インピーダンスのヘッドフォンから、低インピーダンスのコンパクト・ヘッドフォン、インイヤー・モニターなどに最適化された超低ノイズのヘッドフォン出力を使用することで、空間オーディオのステレオ・ミックスやバイノーラルのチェックにも欠かせない、極めて解像度の高い正確なチェック環境を実現します。
また、5段階の幅広いレファレンス・レベル(+1、+7、+13、+19、+24dBu)の設定にも対応するため、適切かつフルスペックの環境を構築可能です。

ステレオアンプ&デジタル機器のホーム・オーディオ
ADI-2/4 Pro SEをホームオーディオの中核にすることで、入力される全てのデジタル信号はSteadyClock FSによりジッターを抑制し、ノイズや歪みも加えることなく、原音を再現することができます。また、入力ソースの切り替えやEQ、ラウドネスなどをリモコンで簡単に切り替えることも可能です。CDプレイヤー、NAS、ネットワーク・プレイヤーの他にもASIO/CoreAudio経由のPC再生や、CCモードによるiOSデバイスの再生にも対応します。さらに、お気に入りのヘッドフォンやインイヤー・モニターの性能を最大限発揮するExtreme Powerヘッドフォン出力を提供します。 今までのADI-2 Proシリーズでは同時にできなかったリアパネルのライン出力とバランス・ヘッドフォン・モードの音量調節が、個別で設定できるようになりました。

アナログ音源のデジタル・アーカイブ
アナログ・テープやレコードに収められた音源を現代のハイレゾ・プラットフォームに対応できるよう、ADI-2 Proシリーズを起用することで、音質劣化が極めて少なく、解像度の高いクリアで明瞭なサウンドでキャプチャーすることができます。ADI-2/4 Pro SEでは、多くのユーザーからのリクエストに応え、RIAAモードが新搭載されました。このモードによって、フォノイコライザーを搭載しないターンテーブルを直接ADI-2/4 Pro SEに接続して再生・録音することが可能となりました。
*RIAAモードはサンプルレート192 kHzまでのPCMモードで使用可能となりDSDはサポートされていません。

ホームスタジオ
DAW、オーディオ・インターフェイス、スピーカーなどの標準的なホームスタジオにADI-2/4 Pro SEをマスターDAコンバーターとして追加することにより、メイン・モニター環境をリファレンス・クラスの高解像度、透明無垢な音質、超低ノイズ&歪み率なサウンドで、的確なミックス作業が行える環境を提供します。さらに、部屋の特性に合わせた左右個別のEQや、近年最も重要視されるヘッドフォン、及びインイヤー・モニターの性能を最大限発揮するExtreme Powerヘッドフォン出力を提供します。音源のソース(S/PDIF:オプティカル/コアキシャル切替、AES、アナログ)や、適切なセットアップは、離れた位置からリモコンで呼び出すことが可能です。
