
OctaMic-Dの後継機種にあたるOctaMic IIは、AES/EBU、ADAT出力を標準搭載します。歪みを極限まで抑え、最良のS/N比、完璧な線形周波数応答によって、マイク信号をありのまま忠実に伝送、増幅します。
OctaMic II
8ch マイクプリアンプ & AES/EBU ADAT ADコンバーター


OctaMic IIは、バランスのXLRマイクおよびTRSライン入力を接続する8系統のNeutric製コンボジャックを搭載し、各チャンネルに48 Vファンタム電源、ローカット・フィルター、位相反転機能を装備します。6 〜 60 dBの増幅に対応します。
上部には入力信号、クリップ、ファンタム電源の有無を表示するLEDを装備し、ユニットの動作を一目で確認できます。クリップ・ホールド・モードでは、クリップ後1秒毎に点滅しますので、使用中常にLEDを確認し続ける必要がありません。またLED点滅中のオーバーロードに対しても同時に正確に反応します。

OctaMic IIの出力リファレンス・レベルは、 -10 dBV、+4 dBu、Hi Gain(+19 dBu)の3段階で切り替えが可能です。 アナログ出力に接続されたデバイスに対して最適なレベルを維持するため、8 つの出力のリファレンス・レベルをすべて同時に変更するスイッチを備えています。 OctaMic II は歪みなしに+21 dBu という最大レベルを生成できます。Clip LED はAD コンバーターの最大入力レベルに達する2 dB 手前(-2 dBFS)で点灯します。アナログ出力については、LED は選択されたリファレンス・レベルの2 dB 手前、そして9 dB のヘッドルームに達した場合に点灯します。
選択されたリファレンス・レベルはデジタル出力には関係ありません。AD 変換はClip LED が点灯すると直ちに-2 dBFS になるように設計されています。
| 設定 | リファレンス | Clip LED | 実際のクリップ | ADC レベル |
|---|---|---|---|---|
| Hi Gain | +19 dBu | +17 dBu | +21 dBu | -2 dBFS |
| +4 dBu | +13 dBu | +11 dBu | +15 dBu | -2 dBFS |
| -10 dBV | +2 dBV | 0 dBV | +4 dBV | -2 dBFS |
特別開発されたハイパフォーマンスの内部スイッチモード電源によって、100 〜240V ACのレンジでの動作に対応します。短絡保護、ラインフィルターを搭載。電圧変動などの障害からの影響を抑えます。
OctaMic IIに搭載される8つのADコンバーターは、最大192 kHzに対応します。全てのデジタル出力は常にアナログ出力と同時に出力されますので、分配としての役割も果たします。2系統搭載されるADAT出力端子はS/MUX対応、最大96 kHzをサポート。D-Sub 25ピンのAES/EBU出力は、AES/EBU × 4 = 8チャンネルを最大192 kHzで出力可能です。デジタル同期は、内部生成(マスター)、もしくはワードクロック、AES/EBU、SPDIF経由で(スレーブ)行う事ができます。
デジタル信号にはサンプリング・クロックの時間的なゆらぎによるジッターが生じます。現在その抑制こそがデジタルオーディオ機器の大命題とされています。SteadyClock™はすべてのクロックに対して驚異的なジッター抑制を行います。SteadyClock™はいかなるクロックもリフレッシュして抜群の再生クオリティーを保つだけでなく、理想的なリファレンス・クロックとしてすべてのデジタル出力から送信できます。

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*3年保証を受けるためには製品登録が必要です。