85dBのワイドゲインレンジ
ビンテージなリボンマイクやコンデンサーマイクにも余裕で対応する広いゲインレンジに対応。またデジタルコントロールのアナログ・ゲイン設定により、各チャンネル間の正確な設定が可能です。
- ゲインレンジ:85dB
- デジタルゲインコントロール(0.5 dB ステップ):ニア・クリップ・フリー
- アナログ入力レベル:-56.5 dBu 〜 +30 dBu
- アナログ最大出力レベル:+27dBu
低レイテンシー
MicstasyにはすばらしいS/N比と歪み率を誇るCirrus Logic製のハイクラスADコンバーターを採用しています。しかし他のADCとの最大の違いは革新的なデジタルフィルターで、これによりディレイ値をシングルスピードでわずか12サンプル(0.25 ms)、ダブルスピードで9サンプル(0.09 ms)、そしてクワッドスピードで5(!)サンプル(0.0026 ms)で抑えました。この値はより高価なデバイスで見られる値の1/4以下であり、コンピューターベースの録音スタジオでレイテンシーをさらに減らす重要なステップと言えます。DAコンバーター「ADI-8 QS」(5〜10サンプルディレイ)を併用すれば「アナログデジタルモニタリング」は真のアナログ系モニタリングになり得ます。
最大2000mの遠隔地からのリモートコントロール制御
Micstasyには、ステージやスタジオのどこに配置しても、コントロールルームや、FoHミキサーからデバイスを完全に操作できるMIDIリモートコントロール機能が搭載されています。マイクとの距離をより短くすることで、高音質の大敵ともいえるノイズの混入などを容易に防ぐことができるでしょう。また、他のRME MADIデバイスと併用すると、MIDI信号をMADIのユーザービットで伝送することもでき、最大2000mの遠隔地からリモートコントロールが可能。「MIDI Remote」ソフトウェア (Windows/Mac) を利用することで、PCから、Micstasyのフロントパネルを確認しながらコントロールすることもできます。
- Digidesign ProTools PRE プロトコル対応
- YAMAHA M7CL、PM5D、DM2000、DM1000からのMIDIリモートコントロール対応
最適なゲイン値を自動設定
各チャンネルの最大入力レベルを検知し、最適なゲイン値を自動設定する「AutoSet」機能を搭載。短時間のリハーサルやサラウンドマイクや複雑なマイクアレンジにおいても瞬時にベストな入力ゲイン設定が可能です。設定メニューには、4段階のスレッショルドレベル(1、-3、-6、-12 dBFS)を搭載し、音源やシチュエーションによって0dBFSからAutoSetが機能するヘッドルームを調節することができます。また、マルチチャンネル収録時やステレオ定位の維持に必須の「AutoSet Downlink」機能により、複数チャンネル間の相対的なレベルバランスを完璧に維持します。