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Nuendo / Cubaseセットアップガイド

ナレッジベース

設定ガイド

RMEオーディオ・インターフェイスでSteinberg Nuendo / Cubaseを使用する際の、基本的な設定方法を解説します。 本セットアップ・ガイドでは、Cubase 15の設定画面を使用し、オーディオデバイスの選択、入出力チャンネルの構成、サンプルレートやバッファーサイズの設定など、録音・再生に必要な初期設定について説明します。

なお、本ガイドはドライバーがすでに正しくインストールされ、RMEのオーディオ・インターフェイスが正常に動作していることを前提に作成しています。インストール手順については、下記インストール・ガイドまたはユーザーガイドをご参照ください。

※Steinberg、Cubase、VSTはSteinberg Media Technologies GmbHの登録商標です。Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。Macは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。その他、本記事に記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

macOS Intel

macOS 11以降
Intel Mac用インストールガイド

macOS Apple Silicon

macOS 11以降
Apple Silicon (M1以降) 用ガイド

Windows

Windows用
ドライバー・インストールガイド

ご注意

本ガイドは設定時のご参考情報として公開させていただいております。本ガイドの内容について、RME Audio JPサポート窓口へお問い合わせ頂きましてもご回答致しかねますので、あらかじめご了承の程お願いいたします。各製品のご使用方法に関しましては、お取り扱いメーカー窓口、または販売代理店様までご確認ください。

目次

  • STEP 1:プロジェクトの作成
  • STEP 2:RMEインターフェイスをオーディオデバイスとして設定する
  • STEP 3:入出力チャンネルの設定
    • 入力チャンネルの設定
    • 出力チャンネルの設定
  • STEP 4:サンプルレートとバッファーサイズの設定
    • サンプルレートの設定
    • バッファサイズ(レイテンシー)の設定
  • オーディオ入出力の確認
    • 入力信号を確認する
    • オーディオ・トラックの作成と録音手順
    • 出力信号を確認する
  • 録音時のモニタリングについて(レイテンシー対策)

本設定ガイドでは、Babyface Pro FSを使用しています。お使いのオーディオ・インターフェイスや環境によって、画面表示や名称などが異なる場合がありますので、ご自身の環境に合わせて設定してください。

STEP 1:プロジェクトの作成

Nuendo / Cubaseを起動し、「+空白のプロジェクトの作成」から新規プロジェクトを作成します。

新規作成
新規プロジェクトの作成
プロジェクト画面
作成されたプロジェクト画面

STEP 2:RMEインターフェイスをオーディオデバイスとして設定する

Nuendo / Cubaseのオーディオ・デバイスとしてRMEオーディオ・インターフェイスを選択します。

macOSの場合

  1. 上部のメニューから、スタジオ > スタジオ設定… > オーディオシステムを開きます。
  2. ASIOドライバーメニューからお使いのRMEインターフェイスを選択します。
  3. 「ASIOドライバーを切り替えますか?」のポップアップで「切り替え」を選択します。
  4. 右下の「OK」ボタンをクリックすると、変更が適用されます。
macOS版:ASIOドライバーの切り替え
Windowsの場合

  1. 上部のメニューから、スタジオ > スタジオ設定… > オーディオシステムを開きます。
  2. ASIOドライバーメニューからお使いのRME提供のASIOドライバー(「ASIO Fireface」「ASIO Fireface USB」「ASIO Hammerfall DSP」など)を選択します。
  3. 「ASIOドライバーを切り替えますか?」のポップアップで「切り替え」を選択します。
  4. 右下の「OK」ボタンをクリックすると、変更が適用されます。
Windows版:ASIOドライバーの切り替え

Tips

macOS環境において「Set Device Attenuation to 0 dB」にチェックが入っていると、Cubaseの起動時やデバイスの切り替え時に、出力音量が強制的に最大(0 dB)となり、予期せぬ大音量が出力される原因となります。
耳や周辺機材(スピーカー・ヘッドホン)への負荷を防ぐため、このチェックを外し無効にすることを推奨します。

設定方法

上部のメニューから、スタジオ > スタジオ設定… > コントロールパネル > 「CoreAudio Device Settings」画面の「Set Device Attenuation to 0 dB」のチェックを外し、「Close」をクリックしてください。

STEP 3:入出力チャンネルの設定

入力チャンネルの設定

Nuendo / Cubase内でRMEインターフェイスの音を扱うための「入力バス」を作成し、実際のハードウェア端子と紐付けます。

  1. 上部メニューから「スタジオ」>「オーディオコネクション」を選択します。
  2. 表示されたダイアログの「入力」タブをクリックします。クリックすると、現在使用可能な入力バスが一覧表示されます。
  3. 「バスを追加」ボタンをクリックし、表示されたダイアログで以下を設定します。
    • 数: 録音する楽器やマイクの数を指定します。
    • 構成: チャンネル構成(モノラル / ステレオなど)を選択します。
    • バス名(パス名): 用途に合わせて任意の名前を入力します(例:ギター、マイクなど)。
    ここではギターの録音を想定し、バス名に「ギター」と入力しています。
  4. 「OK」をクリックすると、入力バスが新しく追加されます。
  5. 追加された入力バスに対して、自動的にオーディオデバイス、デバイスポートが割り当てられます。
    もし割り当てられていない場合は、下記の通り設定してください。
    • オーディオデバイス欄: お使いのRMEインターフェイス名(Windowsの場合はASIOドライバー名)を選択します。
    • デバイスポート欄: RMEインターフェイスの実際の入力チャンネル(例:「Mic/Line 1」「Instr. 1」など)を選択します。

入力バスの追加とアサイン

出力チャンネルの設定

  1. 上部メニューから「スタジオ」>「オーディオコネクション」を選択します。
  2. 表示された「オーディオコネクション」ダイアログの「出力」タブをクリックします。初期設定ですでに出力バス(Stereo Out」)が設定されていますが、もし未設定であれば下記に従って設定してください。
    ここでは一度削除して設定するため、バス名を右クリックして「“Stereo Out” を削除」を選択し、一度削除しています。
  3. 「バスを追加」ボタンをクリックし、表示されたダイアログで以下のように設定して「OK」をクリックします。
    • バス名:任意の名称を入力します。
    • 構成:「ステレオ」を選択します。
    • 数:「1」を指定します。
  4. 追加された出力バスに対して、RMEインターフェイスの出力端子を割り当てます。
    • オーディオデバイス欄:お使いのRMEインターフェイスもしくはASIOドライバー名が選択されていることを確認します。
    • デバイスポート欄(Left):左出力チャンネル(ここではAnalog 1)を選択します。
    • デバイスポート欄(Right):右出力チャンネル(ここではAnalog 2)を選択します。

出力バスの追加とアサイン

STEP 4:サンプルレートとバッファーサイズの設定

サンプルレートの設定

  1. 上部のメニューから「プロジェクト」> 「プロジェクト設定…」選択します 。
  2. 表示される「プロジェクト設定」画面の「サンプリングレート」メニューで目的のサンプル・レートを選択します。
  3. 右下の「OK」ボタンをクリックすると、変更が適用されます。
ここで設定したサンプルレートに従ってNuendo / CubaseとRMEインターフェイスが動作します。

サンプルレートの選択

バッファサイズ(レイテンシー)の設定

バッファサイズ(レイテンシー)を設定します。バッファサイズは、ソフトウェア・シンセの演奏や外部入力へのエフェクト処理など、リアルタイム処理が必要な場合に重要な設定項目です。

macOSの場合

  1. 上部のメニューから、スタジオ > スタジオ設定… > オーディオシステムを開きます。
  2. 表示される「スタジオ設定」画面左のリスト項目から、お使いのRMEインターフェイスを選択し、表示される画面で「コントロールパネル」ボタンを押します。
  3. 表示される「CoreAudio Device Settings」画面の「Buffer Size」メニューから、目的のバッファー・サイズを選択し、「Close」をクリックします。
  4. 右下の「OK」ボタンをクリックすると、変更が適用されます。
macOS:バッファサイズの設定
Windowsの場合

  1. 上部のメニューから、スタジオ > スタジオ設定… > オーディオシステムを開きます。
  2. 表示される「スタジオ設定」画面左のリスト項目から、お使いのRMEドライバーを選択し、表示される画面で「コントロールパネル」ボタンを押します。
  3. 表示されるRME Settingsダイアログの「Buffer Size (Latency)」メニューから、目的のバッファー・サイズを選択し、「OK」をクリックします。
  4. 右下の「OK」ボタンをクリックすると、変更が適用されます。
Windows:バッファサイズの設定

ヒント

バッファーサイズを小さい値に設定するとレイテンシー(音の遅れ)が小なくなります。しかし、その分コンピューターへの負荷が高くなり、バッファーサイズが小さすぎると音の歪みやクリップの原因となります。尚、ライブなどでリアルタイムにパフォーマンスする場合には、256 sample以下に設定すると音の遅れを最小限に押さえることができます。

以上でRMEオーディオ・インターフェイスをNuendo / Cubaseで使用する際の基本的なセットアップが完了しました!
それでは、実際に音を入力・再生し、設定が正しく機能しているかを確認しましょう。

オーディオ入出力の確認

オーディオの入出力信号は、RMEインターフェイスに搭載されるデジタル・リアルタイム・ミキサー「TotalMix FX」の画面で確認できます。
TotalMix FXは、コンピューターにRMEインターフェイスが接続されると自動的に立ち上がります。
もしウインドウが表示されていない場合は、DOCK(mac)またはシステムトレイ(Windows)からアプリケーション・アイコンをクリックしてください。

楽器やマイクなどの入力信号は、TotalMix FXミキサー上段のHARDWARE INPUTSで確認できます。

入力信号を確認する

ここでは例として、Babyface Pro FSの「Input 3」にギターを接続した場合の、入力信号の確認とゲイン設定します。
まず、TotalMix FXの入力チャンネルで、接続した楽器のゲインを適切に調整します。


  1. TotalMix FXミキサーの最上段にある「HARDWARE INPUTS」から、左から3番目の「Instr.3」チャンネル(Input 3に接続している場合)の「スパナ」アイコンをクリックして、チャンネルの詳細設定エリアを開きます。
  2. 初期状態では「Instr.3/4」としてステレオ設定になっています。今回はモノラル楽器(ギター)を接続するため、「stereo」ボタンをクリックしてモノラルに切り替えます。その後、定位を中央にするため、パンノブをダブルクリックして「C」(Center)に設定します。
  3. 再度「スパナ」アイコンをクリックして詳細設定エリアを開き、チャンネル内にある「Gain」ノブをドラッグ操作して、入力レベルが適切になるよう調整します。また、必要に応じて「ref. level」を切り替えてリファレンスレベルを調整することも可能です。

注意:「HARDWARE INPUTS」に表示される音声信号は、TotalMix FXのフェーダー位置に関係なく、そのままダイレクトにNuendoやCubaseへ送られます。TotalMix FX上のフェーダーは、パソコンを経由しない遅延のない音を聴く(ダイレクト・モニタリング)際のモニター音量調整にのみ使用します。

TotalMix FX:インストゥルメンタルの入力設定

オーディオ・トラックの作成と録音手順

  1. 上部メニューから「プロジェクト」>「トラックを追加」>「Audio」を選択します。
  2. 表示される「トラックを追加」ダイアログで、以下のように設定します。
    • 入力のルーティング欄: ここではSTEP3:出力チャンネルの設定のオーディオコネクションで作成したギターの入力バスを選択します。
    • 構成欄: 今回はギターですので、モノラルを選択。
    • 名前 / 数: 必要に応じて、トラック名や作成するトラックの数を設定します。
    • トラックカラー: 必要に応じて、トラックカラーを設定します。
  3. 「トラックを追加」ボタンを押すと、プロジェクトに新しくトラックが追加されます。
  4. トラックの「録音可能」ボタン(赤色のアイコン)を押して録音待機状態にした後、トランスポートパネルの録音ボタンを押すと録音が開始されます。

トラック追加・録音手順

出力信号を確認する

最後に、Nuendo / Cubaseから出力されるオーディオ信号を、TotalMix FXの画面で確認してみましょう。

Nuendo / CubaseのStereo Outは、標準ではTotalMix FXミキサー中段「SOFTWARE PLAYBACK」の「AN 1/2」に割り当てられています(製品によって名称が異なる場合があります)。

TotalMix FXがSUBMIXモードの初期状態であれば、Nuendo / Cubaseから再生された音は、TotalMix FXミキサー下段「HARDWARE OUTPUTS」の「AN 1/2」(出力1/2)または「CONTROL ROOM」の「Main」(ヘッドフォン出力)へ送られます(機種によって表示や構成が異なります)。

💡 信号フローの読み方

  • 上段(HARDWARE INPUTS): マイクや楽器など、外部機器から入力された信号が表示されます。
  • 中段(SOFTWARE PLAYBACK): DAWからTotalMix FXへ送られてきた直後の信号です。ここでメーターが振れていれば、DAW側の設定は正常です。
  • 下段(HARDWARE OUTPUTS): スピーカーやヘッドフォンなどへ送られる、最終的な出力信号です。
  • ルーティング: 下段で音を出したいチャンネル(Mainなど)をクリックして選択(ハイライト表示)し、その状態で上段または中段のフェーダーを上げると、音声がその出力へ送られます。
TotalMix FX 信号ルーティング確認
Babyface Pro FSにおけるTotalMix FXの初期状態。SOFTWARE PLAYBACKの「AN 1/2」チャンネルが、下段の「Main」(ヘッドフォン出力)および「AN 1/2」(XLR出力)へルーティングされている状態。

録音時のモニタリングについて(レイテンシー対策)

ここまでのSTEPで紹介した方法で、マイクや楽器の録音を行う際のモニタリングで、「音の遅延(レイテンシー)」が気になる場合、DAWを経由しないでTotalMix FXのみでモニターを行うダイレクト・モニタリングが効果的です。

TotalMix FXによるダイレクト・モニタリング

  • ルーティングの仕組み: 楽器やマイクが接続されたHARDWARE INPUTS(上段)の音を、そのままMainやPhones(下段)などの出力へ送ります。
  • メリット: DAWを通らずインターフェイス内部で処理されるため、レイテンシーを極限まで抑えた快適な演奏が可能です。
  • 設定: DAW側のモニターボタンは必ずOFFにしてください(音が二重に聞こえるのを防ぐため)。

DAWを使用した通常のモニタリング

  • ルーティングの仕組み: 楽器やマイクが接続されたHARDWARE INPUTS(上段)の音は、DAWを介してSOFTWARE PLAYBACK(中段)に出力され、その信号をMainやPhones(下段)などの出力へ送ります。
  • 用途: 録音した素材のチェック、波形編集、ミキシング作業に適しています。
TotalMix FXでのダイレクト・モニタリング設定例

「録音は遅延ゼロのダイレクト・モニタリング」、「チェックやミックスは通常のモニタリング」と状況に応じて使い分けるのが、RME製品を使いこなすための鍵となります。

関連製品

  • <p><strong>Babyface</strong> Pro FS</p>

    Babyface Pro FS

    12入力 / 12出力 モバイルUSBオーディオ・インターフェイス
  • <p><strong>Fireface</strong> UCX II</p>

    Fireface UCX II

    20入力20出力192 kHz対応アドバンスUSBオーディオ・インターフェイス
  • <p><strong>Fireface</strong> UFX II</p>

    Fireface UFX II

    30 入力 / 30 出力 192 kHz対応 USBオーディオ・インターフェイス / USBレコーダー
  • <p style=Fireface UFX III

    " loading="lazy" >

    Fireface UFX III

    94 入力 / 94 出力 192 kHz対応 ハイエンドUSB 3.0 オーディオ・インターフェイス&レコーダー

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